どうもニコ(@makokankkoo)です!
普段は真面目な記事ばっかりで、愛妻家と子煩悩な父親を気取っているぼくなんですが、実は言うと妻との始まりは、それはまぁヒドイんです。
・・・いわゆる、サイテー男と呼ばれるであろう行為です。
男の性に抗えなかったといいますか、そんな感じです。
いつもは好感度ばかり上げるような記事しか書きませんが、今回は
「キャー、サイテー」
「男らしくない!」
といった感じで思われるのは覚悟の上で書くことにしました。
回想のため常体で書かせていただきます。
出会い
その昔、今の妻と出会う前(15年ほど前)にぼくにも理想があった。
・ロリ顏
・巨乳
・ギャル
いかにも高校生らしい浅はかな発想で、今思えばルックスのことにしか照準を当てていない。w
いってもまだ10代、恋愛はもちろん結婚のことなど深く考えていない。むしろ高校野球の反動で「遊びまくってやるぜ!」と鼻息を荒くしていたぐらいだ。
とにかくヤりたい盛りで、普段から妄想だけは膨らませていた。
高校生活も終わりに向かう3年生、11月にバイトを始める。そこで今の妻と出会う。
そんな妻の最初の印象はというと・・・理想とは全くかけ離れた、いわゆる感じの良い普通の子(以下A子)。こんなことを言うと少し悪い気がするが、全く興味はなかった。
この時、この相手が、今でも愛する妻になるとは思いもしません・・・
連絡先を交換
ある日ぼくは、バイト終わりに、働いていた店の前で連れのA男と喋っていた。
このA男はぼくにバイトを紹介してくれた奴で、どんな奴なのかと言うと優しい奴ではあるけどパッとしない、当分彼女なんか出来そうにない感じの人間。でも何が起きたのか、最近彼女ができたことでご機嫌だった。
その相手がまた、一つ下の女子高生で向こうからアタックしてきたらしく、こんな冴えない男のどこがいいんだろう、と不思議に思うばかりだった。
その喋っていたところに、バイト仲間であるA子とB子が現れた。
どうやら2人でご飯に行っていて、今からスーパー銭湯に行くのに前を通ったらしい。そこでぼくら2人を見かけたみたいなので声をかけてきた。どういった経緯かは忘れたが、一緒に行くことになった。
お風呂を済ませ、ゆっくりできるスペースで4人座ることになった。ぼくは緊張していた、A子とB子はバイト仲間とはいえ、まともに話したことなんてない。
そんな中、A男は何を思ったのか
「せっかくやから番号聞いとけよ」
と言い出したのだ。
!!!
目が点になった。
何を隠そうこの男、先ほども紹介した通り冴えない奴でそんなことを言うようなタイプではないのだ。そんなA男、彼女ができたことでノリに乗っていた。
それで番号を教えあうことにした。女の子と番号を交換するなんて久しぶりだったので心が躍ったことを覚えている。
告白
番号をゲットしたとはいえ、何をするつもりもなかった。
ほんとは女子と仲良くなりたい願望とは裏腹に、男子校で培った、女子の苦手意識が自分の中で強かったので、自分からは連絡するまいと心に決めていた。
番号を交換したそのあと、ぼくは違う連れと家の前でたむろしていた。そこへまさかのA子からのワン切り・・・
※ワン切りとは
相手に電話をして、ワンコールで切ることで相手の着信履歴に残すこと。
携帯が出回った時に流行っていた行為、遊び
ちなみにこの時はもう流行っていない
ぼくはご丁寧にワン切り返しをした。
するとスカイメールが飛んできた。
スカイメールとはJ-phone、tu-ka同士なら番号だけでメールが送りあえるというサービス。
ぼくは手軽に女子と連絡が取れるであろう、このメールがしたくて最近J-phoneに機種変更していた。
「ごめん!間違えた、リダイアルで家にかけようと思ったら・・・」
と、一通のメールが飛んできた。
そこから何度かメールのやり取りをし、その日は終わり。面と向かうと話せないのに、メールでは自然と盛り上がり、楽しいやり取りが出来た。これは間違いなくスカイメールのおかげだった。Eメールのようにアドレスはいらないし、わかりやすくてかわいい絵文字もたくさん使えたのだ。cdma1のCメールではそうはいかなかっただろう。
「ゴメン、マチガエタ。」
こんな感じになっては、メールも盛り上がらなかったはずだ。
久しぶりに女子とメールができたことに少し嬉しかった。
・・・次の日。
前日メールのやり取りをできたことをいいことに、ぼくは自分からメールを送っていた。大したことじゃない内容だったことだけは覚えてる。
「今日は何してんの?」と「今日はいい天気だね」とかいう類の内容だった。
その日の夜ぼくは、連れ3人と御飯を食べていた。
その時にA子とメールの続きをしていた。するとある1人B男が
「お前、誰とメールしてるん?」
と聞くので
「いや、、あれ、バイトの子やん。」
そんなやり取りのすぐ後、そいつが何を思ったのか、ぼくの携帯を取り上げた。
なんか悪い顔してる・・
「おれがやり取りしたるわ。」
恋愛経験のほとんどないぼくのフォローをしてくれるというのだが、悪巧みするようにしか見えなかった。今ならぶっ飛ばしている所だが、その時はなぜか立場が弱かったので抵抗しきれなかった。
「やめろや〜。」
なんて言いながら、女子と仲良くなれるならいいかな。なんて期待があったのも事実だ、そんな感じでやり取りしてもらうことにした。
ノッてきたB男は
「告白してみようや」
と言い、ニヤッとした。
「あかんて!」
ぼくを振り切り、「付き合って」と送信。
・・・・
・・・・
どうすんねんお前〜!!
と、言った。
昨日の今日でメールで告白とか・・・
ないやろ。
「ごめん間違えた〜」なんて送れない、「連れが勝手にぃ」なんてのも印象が悪すぎる。そんな事を考えていると
「返事明日でもいい?」
との返信が。
・・・もう、戻られへんやんか。
振られたらどうしてくれんねん。
バイト行きづらいやんけ。
ブツブツ言い続けていた。
っていうのは言い訳で、この時点で彼女にすいませんを言えば済んでいたかもしれないが、それはしなかった。彼女がほしかったし、とにかくヤりたい気持ちが全ての後戻りの選択を阻止していた。
告白の返信
次の日、学校に行ってたか、休みだったか、何をしていたかは覚えていないが、1日ソワソワしていたことだけは覚えている。
A子の返信を待つのは不安でいっぱいだった。
あまりの急展開に驚いているにに違いない。断られる要素が多すぎて、悠長に構えてられない。
断られたら違うバイト先でも探そう・・・なんて考えていた。
いつ返信が来るんだろうか・・・待つこと15時くらいだっただろうか
メール受信しました
・・・来た。
恐る恐るメールを確認。
「お願いします。」
オォー!!
喜びよりも安心した気持ちの方が大きかった気がする。
結果、連れが勝手に送ったメールで付き合うことになった。
*****
それは1月17日の出来事でした。
あれから15年・・・早いものです。
■この時起きた偶然■
- A子とB子とのバイト終わりでの鉢合わせ
- A男に彼女ができ(奇跡的に)、かなりイキっていたこと
- A子が間違ってワン切りしたこと
- ぼくが最近J-phoneに機種変更していたこと
- B男がいちびり過ぎたこと
- とにかくヤリたかったこと
実はこの出来事(なりすましメール)、妻には言わず、墓場まで持って行くつもりでした。
しかし、結婚して何年後かにバレることに。まさか連れの嫁が口を滑らすとは・・
・・・気まずいことになったのは言うまでもありません。
寛大な妻に許してもらいましたけどね。
たまたま、いや、適当に付き合った相手とこんなに上手くいくことになるなんて想像もしなかったです。
なのでぼくは、気になった人とはとりあえず付き合ってみるを推奨しています。
責任は取りませんけどね・・・
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