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【えんとつ町のプペル】西野亮廣さんの作品を読んでみた!ネタバレ注意

どうもニコ(@makokankkoo)です!

遂に待ちにまった物が到着しました!

今日発売の

【えんとつ町のプペル】

読んでみて早速感想を!

といきたい所ですが、少しこの絵本について経緯をご紹介。

【えんとつ町のプペル】は分業制?!

これまでにオリジナル絵本を三冊出版させています西野さん

・Dr.インクの星空のキネマ
・ジップ&キャンディーロボットたちのクリスマス
・オルゴールワールド

これらの作品、ペン1本で書いたモノクロの絵本で世界を圧倒した西野さんですが、ある時


「絵本はどうして一人で作ることになってるんだろう?」


という考えから、今までの常識を覆す完全分業制によるオールカラー絵本の制作が始まります。


他の作品、例えば映画を作るのも、漫画にしても、会社にしても全て分業制ですよね。それぞれの持ち場が決まってたり、その分野のスペシャリストが集まって良い作品を作る、この方が面白いものが出来たりすることありますよね?

というかこれが基本的な、いわゆる一般的な流れでしょうか。

面白いもの、良いものを作るだけを考えれば、1人で作らなくてもみんなが得意なモノを持ち寄って作る形をとってていてもよさそうなのにも関わらず、なぜ今までしなかったんでしょうか?


「お金」がかかり過ぎちゃうっていう問題なんですよね。


絵本は1人で作るもの、っていう常識はここからきてるんですね。


絵本って他のエンタメに比べて売り上げを見込めないことから制作費をかける発想にならないんですって。その問題をクラウドファンディングを使ってお金を集め、分業制でかかるコストを相殺させるというやり方でこの問題をクリアさせた発想がとにかくすごい。

クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。 ソーシャルファンディングとも呼ばれる。

西野さんの目的は

世界の誰も見たことがない圧倒的なモノを作ること。1人で作った方が目的に近づけるならば一人で作るし、100人で作った方が目的に近づけるならば100人でつくる。

制作にはなんと4年半。本気でウォルトディズニーを越えることを考え、こういった経緯、分業制という形をとり、今までになかったやり方で出来上りました。チームとして一生懸命作った絵本それが


えんとつ町のプペル


なんです。



さて感想に参ります。


外の世界を知らないえんとつだらけの町、そのおかげで煙に囲まれ空はもちろん星というものを知らない人が住む町で生きる一人の少年が出会うゴミ人間、その二人が起こす奇跡、感動の物語。

この物語はハロウィンまつりの日からはじまり、みなから嫌われたゴミ人間が一人の少年と出会い、そこから作り上げた友情が生む最後のエンディングは凄く感動しました。

圧倒的な画は迫力満点で、僕が知り得る絵本とは全く別物でした。そこから見える迫力の画は感動をより引き立たせるには十分で、是非見てほしい絵本だと感じました。

終盤での外という世界(空)に二人が出会うシーンでは心を打たれました。

そのシーンは文字はないものの、画だけで感動させ、壮大でかつ心の霧がパッと晴れるかの様な気分にさせられました。

オォーすげえ!!

ってなります。



よく出来たシナリオとこのクオリティの高い画は是非見てもらいたいです⭐︎









ここから先は【ネタバレ】注意です!




4000メートルの崖に囲まれ、外の世界を知らない町。
えんとつ町に住む人は常に煙に覆われていて、あおい空を知りません。

夜空をかける配達屋さんがうっかり心臓を落としてしまいます。
あまりの町の視界の悪さに配達屋さんは探すのをあきらめ、夜のむこうへスタコラサッサ。
えんとつ町のかたすみで、あの心臓が鳴っています。

心臓は町の外れのゴミ山におちました。
ドクドクあばれる心臓にゴミがあれこれくっついて、生まれたゴミ人間。
町は今ハロウィンまつりの真っ只中、耳をすませば、遠くから鐘の音が。
ゴミ人間はゴミ山をでました。

町はハロウィンでバケモノだらけ、ゴミ人間を見るやいなや面白がり一緒に祭りを楽しむバケモノたち。
一緒に町を周りまつりも終わり、バケモノの正体は少年少女の仮装でした。
ゴミ人間が仮装じゃないと気付き、汚いことばを浴びせる子供たち。

すぐに町じゅうに噂は広まり、誰にも相手にされなくなり、そんな時に普通に声をかけてくれ出会った少年それがルビッチ
そんなルビッチが名もないゴミ人間に、「ハロウィンの日にあらわれたからハロウィン・プペルだ」と名付けました。

えんとつ町に突如現れたゴミ人間プペルが少年ルビッチと出会いホシを探す物語がこのえんとつの上から始まります。

町のみんなはホシの存在を信じません。唯一ホシの存在を知る死んでしまったルビッチの父はこんな言葉を「煙の上にはホシがある」、そしてホシを見る方法を教えてくれました。

ルビッチはこういいました。

信じぬくんだ。たとえひとりになっても

洗っても洗ってもくさくなり、汚れるプペルをルビッチは毎日洗い続けました。
そんなプペルが原因で二人はいじめられ遂には離れ離れに。

二人が会う事はなくなり、プペルはますます汚れ誰もプペルには近づかなくなりました。

ある静かな夜、プペルはルビッチのもとへ
「‥イコウ」

と連れていかれたのが砂浜。
町で漁師だった父が死んで見つかったボロボロの漁船がそこにはありました。その船に風船を数百個とりつけ、ロープをほどきます。
「ホシをみにいこう」

真っ暗な煙の中に入り抜けたその先は

ホシを見ることができました。
「‥父ちゃんは嘘つきじゃなかった」

このあとゴミ人間プペルとそのプペルに死んだ父をみたルビッチと感動の結末をむかえます。

「会いにきてくれたんだね、父ちゃん」



ゴミ人間は周りに何と言われ、嫌われようが夢の為に信じて行動します。

結果それが報われるという物語。ちょっとざっくりしすぎましたが、色々と繋がっていて感動しましたよ⭐︎

力をもらえました。


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