何して遊ぼう

妻と娘の3人家族、面白おかしく生活してます。家族みんなで登山するのが好きです。

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自分がお人好し?なので自分のことが嫌になった話

どうもニコ(@makokankkoo)です!

7、8年前の話です。

当時はパチンコ・スロットが大好きで暇さえあれば打ちに行くほどでした。妻が仕事の時なんかは1人で行くし、もちろん2人でもよく行ってました。

まぁとにかくびっくりするほど弱い!

今ではアホらしくて、それと他にしたいことがあるから行きませんけどね、どれだけ負けたことか。

・・・考えただけでゾッとするわ。



ある日、ぼくが仕事を終え帰るといつものようにパチンコに行きたくなりました。妻は仕事で家を出ていましたので1人でパチンコでも行こうと、車で近所のパチンコ店にフラフラと向かいました。

店に到着、さぁ店に入ろうかと入り口で1人の男に声をかけられました。

おそらく60歳でしょうか、小汚いと言うかなんというか、とにかくうだつの上がらなさそうな印象でした。そのおじさん(以下お)はぼくに対して

お「お兄さん、ここから〇〇へ行こうと思うねんけど、歩いたらどれくらいかかるかな?」

なんでそんなことを聞くのか少し疑問で、そもそもどうやって来てん。と頭をよぎったものの

ぼく「〇〇!?歩いたらめっちゃかかるで!!歩いたら1時間じゃきけへんやろうなぁ・・・」

お「・・・そうやんなぁ⤵︎」

とにかくこのおじさんが歩いて帰ろうが帰れまいが知ったこっちゃないので、話を早々に切り上げようとしました。なんせもうパチンコが打ちたくてうずうずしてたし。

ぼく「じゃあ!」

と話を切り上げようと、振り切ろうとした時

お「あっちょっと。実は・・・」

どうやらおじさんはここのパチンコ店にはバスで来たらしく、負けが込んで帰りのバス代まですってしまったらしい。でもぼくには関係ないので

ぼく「ふ〜ん、それはそれは。仕方ないっすね、じゃあ!」

とまたまた振り切ろうとしたんですけど

お「あっちょっと。かくがくしかじか・・」

はっきり何を言ったのかは覚えていません。そもそもいち早くパチンコを打ちたいぼくは、聞く気もないしどうでもいい内容だったので適当に相槌を打つだけでした。

ひたすらおじさんはウジウジしながら話を続けることでぼくを逃がそうとしません。

(俺にどうせっちゅうねんな・・)

だんだんイライラしてきて、行こうとすると泣きそうな顔でぼくを見てきました。すると何を思ったのかぼくは

あ〜!!わかった。車で送って行ったる!

すると食い気味に

お「えっ、いいの?」

その瞬間

(や、やられた・・これを待ってたんだ)

言ってしまった手前、断れずにおじさんを家まで乗せていくことにしました。


道中は負けた自慢やら、どうでもいいうんちくやら色々と為にならない話ばかり。

(もう、このおっさんのダメさ加減は死ぬまで治らんねやろうなぁ)

と、どうでもいい心配をしながら適当に話を聞きながらようやく家の近所に到着。

お「兄ちゃん、家に帰って全部すってしもうたなんてことになったらお母ちゃんに怒られてしまう・・・せやからそこのコンビニでお酒でも買って帰りたいねん。500円貸してくれへんやろか?」

呆れました。

家まで送ってもらった挙句、500円までもらおうという根性に・・


一刻も早く消えて欲しいと思ったぼくは500円を貸してあげることにしました。(返ってこないことはわかってたけど)

お「ありがとう!また絶対返すから。」

笑顔で帰って行きました。この時のぼくは負のオーラを浴びまくった感がハンパなかったのです。ここでもう1度パチンコ屋に戻れば負ける気しかしなかったので、おとなしく帰れば傷は浅かったのですが


・・・結局行って負けて帰ることに。
 

家に帰りこのことを妻に話したところ

「いやいや、お人好し過ぎるでしょ!」

と一喝されることに。

そりゃ怒られるわな。逆なら何してんだ!ってなるわ。

それは自分でもわかってるつもりなんですが・・・やってしまった。自分のお人好し(馬鹿)加減に嫌気がさしました。



今なら上手くスルーできるのになぁ・・・

なかなか図太い奴がいるもんだ。


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