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得意なことって壊れる時は一瞬で壊れる。得意分野がある日役に立たなくなる

どうもニコ(@makokankkoo)です!

宮里 藍選手が引退したみたいですね。最初その事実を知った時には、えっなんで?と不思議でした。理由はともあれ、プロスポーツ選手で言えば、プロゴルファーって割と息の長いスポーツじゃないですか、引退宣言なんてしなくていいのでは?と思ったんです。

あとで違う記事を見かけたところ一説では、得意のパットが不調だということ、彼女の武器であるパットが決まらないという重度の不調、「イップス」状態になっていたみたいですね。世界で戦う上で、僕には計り知れない相当なプレッシャーの中で戦ってきたことでしょう。世界の猛者たちを相手に、持ち味であるショットの精度と小技で勝負していたことが原因じゃないでしょうか。

宮里選手と僕とでは、アスリートのレベルが天と地ほど違いますが、僕も「イップス」によって長い間苦しんできました。こればっかりは実際になった人しかわからない感覚です。

僕も「得意」としていたが故になってしまったイップス。その事実を受け止めるまで時間がかかりました。

「得意」なことって諸刃の剣だな、と思うんですよね。そこで今回は、得意な事って壊れると使い物にならなくなる。ということについて書いていきます。


目次

得意なことって?

僕の中での「得意」の定義は、何かのスキルに対して自分の好き嫌いの感情に関係なく、周りの人よりも優れていると自覚していて、かつ周りから評価されているもの。だと思っています

「得意」それは、人より少ない労力で効率よく得られるスキルだと認識しています。

もちろん好きなことが得意なことだと最強ですが、実際そんな人は少ないんじゃないかと思います。得意が故に好きだと錯覚する人は間違いなく多い。(←僕がその中の1人)

自身が壊れてしまった経緯

運動神経が良くて、スポーツが得意でした。

何気に始めた野球でしたが、高校野球まで本格的に続けることになりました。

ある日その症状が出ました。

投げることに違和感を覚え、実践になるとまるでボールが投げれません。セカンド定位置という近い距離から投げるボールは、スリーバウンドしてしまう。地面に叩きつけるように転がる送球に、周りは目が点。僕も信じられませんでした。

守備を生業としていた僕に襲ったメンタル崩壊のきっかけはあまりにも突然でした。

自分の価値を見出すために

守備は誰よりも上手く

送球は誰よりも早く正確に

と自分を磨いていたつもりだったんですが、これが自分を追い込むことになるとは思いもしませんでした。

得意なことがうまくいかなくなると、取り返そうとする負のスパイラル

起こってしまった過去の事実は絶対に消すことはできません。それでも焦って取り返そうとするのが、人の性です。

それが「得意」だと自覚していることならなお、焦って取り返そうとする力を大きくなり、さらに失敗を呼ぶことになります。そうして取り返しのつかないことになります。

僕は結局、このイップスを治すことが未だに出来ていません。送球だけで言うと素人以下です。そう思うと結構堪えますよ。w

アイドルの始球式レベルになることだってあります。

「得意」も大事だけど「好き」も大事にしたい

意識が守備だけに偏り過ぎていた気がします。小柄だった僕が求められてたのは、チームプレー、頭を使って相手を搔きまわすプレーでした。これって正直面白くないんですよ。

僕が好きな野球は細かいプレーじゃなく、大味な野球でした。

好きだった「打つ」こともいつの間にか、忘れていました。守備だけに頼らず、打つ方も磨いておけば良かったと思います。

好きな気持ちを忘れて、自分へプレッシャーを与え続けていたんです。得意な事にすがりたかったんです、だって必要とされたかったから。

最後に

ホントに壊れる時は一瞬だということを身を持って経験しています。簡単には元に戻せません。

仕事においても「得意」な分野を極める作業は素晴らしいことですが、それに溺れ、過信しすぎないようにしたいですね。

これ(得意なこと)がダメでも、これ(別のこと)がある。という風にリスクを分散させておいてもいいのではないかと思います。得意なことほどつまずいたときの反動が大きいんです。

結構みんな「得意なこと」って熱くなったり、周りが見えなくなるじゃないですか。

僕みたいにならないことを願います!

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